ももクロ バレイベ2020表 振り返り 

 さて、既にバレイベからほぼ2週間経ち、記憶もおぼつかなくなってきています。今更ではありますが、2月9日の「表」について覚え書きくらいなら残しておけるかなということで、まとまらない文章になると思いますがつらつらと……。

 「表」は1日開催の頃からのフォーマットに則った内容です。ライブ①→ゲストコーナー→ソロ曲コーナー→ミニドラマ(カバー曲あり)→壮大な茶番→ライブ②、という流れですね。とにかく詰め込み過ぎ!な感じなのですが、筆者が例年楽しみにしているのはなんといってもソロ曲。通常のライブではまず聴けないだけに、会場の盛り上がりもすごいように感じます。そんな貴重なコーナーの中でも今年はやっぱりしおりんの『涙目のアリス』ですね!イントロが流れ始めたときに横アリ全体を包んだ「……!」という空気。わかりますわかります。タマノフの皆さんの歓喜たるやお察しいたします。そもそも曲自体が素晴らしいですからね。80年代アイドルのテイストそのものなのが刺さりまくるわけですよ。そして、この前に歌ったあーりんはグルッと練り歩いたのに、しおりんは結局ステージで歌いきるというところがザ・玉井詩織ですよね。夏菜子の新曲は2日とも披露され、確かな歌唱力に聴き惚れましたし、れにちゃんは『一緒に』でタカノフさん達の魂を抜きまくっていました。

 スペシャルゲストには古舘伊知郎さんが登場!言わずと知れたしゃべりの第一人者。かなりももクロについて下調べしてきて下さったようで、「ももいろクローバーの名付け親は夏菜子のお母さん」といったコアな情報も抑えていたのはさすがといったところ。「実況では10調べたうちの8,9割は捨てる」というのもプロの仕事だなぁ~と感心。F1実況の裏話も面白かったですね。フジテレビのF1オタクの若手スタッフに負けないようにしていた話は笑ってしまいました。そんな古舘さんを迎えての企画は「障害物競走をするももクロを実況する」という、完全な古舘伊知郎の無駄遣い(笑)。スタート前に「最後の風船割りでガラッと順位が入れ替わることもある」ようなことを話し、実際にそれまで最下位だったあーりんが最後の風船割りで大逆転するというさすがの慧眼ぶりもすごかった!

 恒例ミニドラマ後のカバー曲、今年はいきものがかり『風が吹いている』。しっかり歌いこなしていて、確かな歌唱力アップを感じました。

 さあ、そして今年の茶番は…ラグビーももクロのトライを阻もうと立ち塞がるのは出たがりの皆さん(笑)。いつものことですが、こんなに裏方さんの顔と名前がファンに浸透してるグループそうそうないでしょ。しかしニッポン放送の増田さんは結構偉い人なのに毎年何かしらで出てくるのがいいですよね。あといい味出していたのが太田胃にゃん。パスを敵に出してしまうなどいい感じでボケをかまして、ももクロとの息も合ってきてましたね。コーナー終盤、突然川上さんが出てきて「スクール・ウォーズ」の名台詞のパロディで「俺はこれからこのバスタオルをとる!」と言い放つや、腰に巻いたバスタオルをとると、そこには夏菜子のお面が(笑)。ここ大笑いしてしまいました。このくだらなさも他のライブではあまりない感じですね。

 ライブのセトリは激アツ!コントラ、チャイマ、ツヨクツヨク、サラバ、全力少女、走れ!を1日で聴ける機会って今あまりないような気がするので、かなり盛り上がってましたね。『走れ!』の暗転で、この日は4人のシルエットが見えるようなライティングがされていたのですが、その時のあーりんがめちゃめちゃノリノリで腰を振りながらペンラを振っていたのが見えて、微笑ましい気持ちになっちゃいました。

 やっぱりざっくりとした感じのレポになってしまいましたが、とにかくももクロの持ち味が存分に味わえるイベントがバレイベだと思いますので、モノノフさんはもちろん、ももクロが気になっている方も是非一度は見て欲しいですね。それでは~。

ももクロ バレイベ2020裏 振り返り

 2020年最初のももクロ現場は、2/8(土)・9(日)に横浜アリーナで開催されたニッポン放送 ももいろクローバーZ ももクロくらぶ バレンタイン DE NIGHTだぁ~Z 2020裏・表両日(通称バレイベ)でした。年間を通すとかなりのライブ本数をこなすももクロですが、2013年から始まったこのバレイベは他のライブとは一線を画すものとなっています。それは、「あくまでラジオの公開収録である」というところなんですね(笑)。正直映像がないと伝わらないだろ!という企画多数なのに、その模様を実際にラジオで流しちゃうんです。案の定今年も、「これラジオで流してもなんのこっちゃだろうな~」という場面が目白押しでした。まあももクロに関わる人達はトンチキなことを面白がる人が多いように思うので、いいぞもっとやれといった感じですが。

 

 1日目は「裏」と題して、テーマに沿った企画にももクロが挑戦するのが、2017年からの恒例となっていますが、今年のテーマは「アドリブひとり芝居」!「もしもの世界」と題して、メンバーそれぞれがもしも○○だったら、というシチュエーションに挑みましたが、まあひどかった(もちろん褒めてます・笑)。

 

 まずは「もしも佐々木彩夏がYouTuberだったら?」。実際にその場でアイラインを引いたり、ぺこぱのマネを一人でやったりするもピンとこないところへ、いまやYouTuberとしても活動しているヒロシさんがアドバイザーとして登場、という流れでした。いろいろアドバイスをもらうあーりんでしたが、素のままの姿を配信するのがいいということになり何をするかと思えば、ただシュークリームを食べるだけ。でもその作ってない感じがまた良かったんですよ!ヒロシさんの絶賛にも「こんなの見たい人いるの~?」と懐疑的なあーりんでしたが、我々はそういうのが見たいんです!と熱烈に申し上げたい!

 

 二番手はしおりん「JK玉井詩織」としてセーラー服で登場したその姿ときたら!「完全にコスプレ」と本人は言ってましたが、なんのなんの、まだ大丈夫です!ハンドクラップダンスとボトルキャップチャレンジでの身のこなしはさすがでしたね。ボトルキャップチャレンジではいきなり成功?と思ったらキックの風圧でキャップが飛んだだけだったのは惜しかった~!ゲストはこちらもセーラー服で登場の大橋未歩アナ。しおりんと若干?無理のあるJK(風)トークを繰り広げたり、TikTokの顎乗せ動画を撮ってみたりと頑張ってくれました。そうそう、ボトルキャップチャレンジの前にしおりんがスカートの下にジャージをはきまして、本人は「女子校こんなんだから」と言ってましたが、それを見た筆者は「はにわルックだ…」と心でつぶやいていました。北国の人ならわかるかな?

 

 さあ、来ました百田夏菜子さん!「もしもニュースキャスターだったら」このお題でもう会場は期待感でザワつきます。ニュースと言えば原稿読み、原稿には当然漢字がつきもの、しかし百田さんは漢字が苦手…。そんな空気の中、滝川クリステルばりの角度でアピールする夏菜子に出されたニュース原稿は経済ニュース。中でも何の迷いもなく「巷」を「みなと」と読んでモノノフの期待を裏切らないところなんかはさすがリーダーです。続けてのスポーツコーナーでは今年のパ・リーグ順位予想をさせられ、
1位:アップル
2位:西武ライオンズ
3位:玉井詩織
4位:巨人
5位:ソフトバンク
6位:DeNAラプソディ
というトンチキなお答え。「セ・リーグもしましょうか?」と言う夏菜子を「もう引き出しないでしょ」とバッサリ切った垣花アナ、GJ!あ、あとアフタートーク函館を「箱立て」と書いた夏菜子に乾杯!

 

 トリは「社長秘書 高城れに」!メガネにパンツスーツのれにちゃんの凜々しさよ!それでしっかりネタをやりきるんですから、「永野と高城」の経験が生きているんだなあと感じました。相談役を相談を聞いてくれる人と勘違いするくだりや、社長役でゲスト出演してくれた原田龍二さんのあのネタをぶっこんでくるくだりは最高でした。「マイカーで来たんですか!?4WDの!?」でもう大笑い。原田さんからのマナーや敬語のクイズに正解するれにちゃん、やっぱりももクロはこういうところはしっかりしてるよなあと感心。逆にれにちゃんから「CEOは何の略?」ときかれて「Choi Ero Oyaji(ちょいエロおやじ)」と返す原田さんもさすがでした!

 

 4人それぞれのパートをとても楽しく拝見しましたが、これ「アドリブひとり芝居」なのか?という根本的な疑問が出てきちゃいまして。そしたら4人ともMCで「コント」って言ってて、だよねーと納得してしまいました。どのコントも面白かったです!

 

 ライブパートまでふれていると文章量がとんでもなくなりそうなので、企画のみの振り返りに絞りました。